2009年04月28日
全日本カート選手権西地域第2戦
お待たせしました!
4月26日(日曜日)に、
岡山県・中山カートウェイにて行われた、
全日本カート選手権西地域第2戦のレポートです。
今回は、
さまざまなドライバーが登場するので、
表記の都合で各ドライバーの実名が記載されています。
「それは困る!」
って方は、
その旨のコメントを入れてください。
即座に変更させていただきます。
今回のエントリー数は14人。
そのうちの13人は日本人で、
1人はタイ人でした。
僕の車は、
前回と同じく
FA-KART/VORTEX/BRIDGESTONE
です。
ちなみに、
エンジンはVORTEXとIAMEがいたのですが、
VORTEXは高速重視のエンジンで、
IAMEは低速重視のエンジンなので、
今回のようなコースでは、
IAMEのほうが圧倒的に有利でした。
公式練習(10分間)
このとき、
霧雨が降っていましたが、
走行にはほとんど影響ないレベルでした。
公式練習はどんなタイヤを使ってもいいので、
新品のタイヤを使い、
セットを確認しました。
初めは路面がグリップしなかったのですが、
3周くらいでそこそこグリップするようになりました。
そこでリア周りに不満を覚えたので、
セットを変更することに。
ここでメカニックの人が少し手間取ってしまい、
時間がかなりかかってしまいました。
その間に雨が強くなり、
路面がぬれてしまったので、
セットの変更がよく分かりませんでした・・・。

タイムアタック(7分間)
雨はほとんど降っておらず、
路面はドライ。
僕は平川 亮(No.8/birel/IAME/DUNLOP)に
ついていってタイムを出そうかと思ったのですが、
どうやら僕が後ろにいるのを嫌っている様子で、
全然タイムを出そうとしません。
仕方ないので前に行くと、
その前にいた人も同じことを考えているようで・・・。
結局その人も抜いてしまい、
単独でのタイムアタックになりました。
途中で後を振り向きましたが、
その頃にはもう2人はかなり後ろにいました。
ストレートにある電光掲示板を見ながら走っていたのですが、
10周目くらいにふと見てみると、
5位に僕のゼッケンが載っていました。
そこからさらにタイムを出そうと思ったのですが、
思うようにタイムが出ません・・・。
「そろそろ帰ろうかな・・・。」
と思ったら、
ピットから「帰って来い」のサインが出ました。
結局順位は5位で、
タイムは30秒253。
ちなみに1位は、
前回の優勝者の小瀬 翔也(No.13/Maranello/IAME/DUNLOP)で、
タイムは29秒840。
そして、
3位~6位までは、
全員30秒2台でした。

予選(15周)
もちろん僕は5位スタートです。
スタートした瞬間、
4位スタートの平川は、
マシントラブルなのか一気に下がっていったので、
僕は4番手に順位を上げました。
目の前には横山 直輝(No.15/KOSMIC/IAME/DUNLOP)がいました。
後にはタイ人のNanin indra Payoong(No.23/TONY/IAME/DUNLOP)、
通称SHOGUN(ショウグン)がいました。
僕は横山を追っていたのですが、
IAMEを使う横山は、
立ち上がりがいいことをうまく使い、
ストレートでのスピードを上げるセッティングをしていました。
なので立ち上がりは同じか僕のほうが速いかくらいなのですが、
直線で一気に置いていかれます・・・。
よって抜けそうで抜けません・・・。
僕が横山に立ち上がりでツツいてプレッシャーをかけたのですが、
直線が速いので、
抜きどころで抜くことが出来ません・・・。
ちなみに、
うしろではSHOGUNが後続をブロックし続けていたので、
僕たちとはだいぶ離れていたようです。
結局最後まで横山を抜くことが出来ず、
僕は4位でゴールしました。
1位はまたもや小瀬 翔也でした。

決勝(30周)
僕はスタートで少し出遅れてしまったので、
5位スタートのSHOGUNに抜かれてしまいます。
横山も抜かれたみたいで、
2コーナーの時点で、
SHOGUNは3番手、
横山は4番手、
僕は5番手となりました。
後の6位には平川がいました。
2位スタートの澤部 耕太(No.8/RK/IAME/DUNLOP)は、
スタートで小瀬を抜きトップに立っていました。
2周目の4コーナーで、
横山と一緒にSHOGUNを抜いて、
4番手に浮上。
3周目の2コーナーでは、
小瀬が澤部を抜いてトップに、
平川がSHOGUNを抜いて5番手になりました。
横山はDUNLOPタイヤらしく前半がちょっと速かったので、
少し僕と離れてしまい、
平川が僕の後ろについてきました。
レース中盤で僕が横山の後につけましたが、
横山はストレートが速いので全然抜けません。
レースが動いたのは21周目。
横山が最終コーナーを出遅れ、
ストレートスピードが落ちてしまったので、
ついに僕が横山に2コーナーでブレーキング勝負を仕掛け、
3番手に浮上!
が、
4コーナーまでで横山が伸びて、
4コーナーで横山&平川に入られてしまいました・・・。
で、
5番手に・・・。
平川も、
横山ほどではないのですがストレートを速くしているので、
なかなか抜くチャンスが訪れません・・・。
24周目の2コーナーでに平川が横山を抜いて3番手に。
横山などのDUNLOPユーザーは、
タイヤが厳しくなってきたのかタイムが落ちたんですが、
依然ストレートは速いままなので、
横山を抜けません・・・。
結局そのままの状態で、
僕は5位でゴール・・・。
1位:小瀬
2位:澤部
3位:平川
4位:横山
5位:藤松
そして6位には、
チームメイトの伊藤 巧作(No.14/FA/VORTEX/BRIDGESTONE)が入りました。

決勝前に、
ハラダカート社長がこんなことを言っていたそうです。
「楽久は4位が限界かな・・・。」
僕たちの車のエンジンとタイヤは、
VORTEXとBRIDGESTONE。
VORTEXはIAMEに比べて低中速が弱いので、
中山のようなコースでは不利ですし、
BRIDGESTONEはDUNLOPに比べて、
タイヤの持ちはいいものの、
グリップ力が劣ります。
IAME+DUNLOP勢は、
低中速の速さとグリップのよさをうまく使い、
高速ギアを組んできたので、
VORTEXの利点の高速コーナーですら不利な状態。
そのなかで3位争いまで絡んだ僕は、
社長に言わせれば、
「ドライバーとしてはかなりいい仕事をしてる。」
そうです。
一瞬ですが3番手になった僕を見て、
社長や関係者はものすごく気分が高まったことでしょう。
4位までだと思っていたのに、
3番手にあがったんですから。
その直後の4コーナーで、
僕がインを閉め忘れたので5位に落ちてしまった。
このことがどれほど関係者を落ち込ませたことか・・・。
仮にインを閉めて3位をキープしていれば、
僕のほうが平均タイムが速かったので、
おそらく3位でゴールしていたでしょう。
そのことがたまらなく悔しいです・・・。
4月26日(日曜日)に、
岡山県・中山カートウェイにて行われた、
全日本カート選手権西地域第2戦のレポートです。
今回は、
さまざまなドライバーが登場するので、
表記の都合で各ドライバーの実名が記載されています。
「それは困る!」
って方は、
その旨のコメントを入れてください。
即座に変更させていただきます。
今回のエントリー数は14人。
そのうちの13人は日本人で、
1人はタイ人でした。
僕の車は、
前回と同じく
FA-KART/VORTEX/BRIDGESTONE
です。
ちなみに、
エンジンはVORTEXとIAMEがいたのですが、
VORTEXは高速重視のエンジンで、
IAMEは低速重視のエンジンなので、
今回のようなコースでは、
IAMEのほうが圧倒的に有利でした。
公式練習(10分間)
このとき、
霧雨が降っていましたが、
走行にはほとんど影響ないレベルでした。
公式練習はどんなタイヤを使ってもいいので、
新品のタイヤを使い、
セットを確認しました。
初めは路面がグリップしなかったのですが、
3周くらいでそこそこグリップするようになりました。
そこでリア周りに不満を覚えたので、
セットを変更することに。
ここでメカニックの人が少し手間取ってしまい、
時間がかなりかかってしまいました。
その間に雨が強くなり、
路面がぬれてしまったので、
セットの変更がよく分かりませんでした・・・。
タイムアタック(7分間)
雨はほとんど降っておらず、
路面はドライ。
僕は平川 亮(No.8/birel/IAME/DUNLOP)に
ついていってタイムを出そうかと思ったのですが、
どうやら僕が後ろにいるのを嫌っている様子で、
全然タイムを出そうとしません。
仕方ないので前に行くと、
その前にいた人も同じことを考えているようで・・・。
結局その人も抜いてしまい、
単独でのタイムアタックになりました。
途中で後を振り向きましたが、
その頃にはもう2人はかなり後ろにいました。
ストレートにある電光掲示板を見ながら走っていたのですが、
10周目くらいにふと見てみると、
5位に僕のゼッケンが載っていました。
そこからさらにタイムを出そうと思ったのですが、
思うようにタイムが出ません・・・。
「そろそろ帰ろうかな・・・。」
と思ったら、
ピットから「帰って来い」のサインが出ました。
結局順位は5位で、
タイムは30秒253。
ちなみに1位は、
前回の優勝者の小瀬 翔也(No.13/Maranello/IAME/DUNLOP)で、
タイムは29秒840。
そして、
3位~6位までは、
全員30秒2台でした。
予選(15周)
もちろん僕は5位スタートです。
スタートした瞬間、
4位スタートの平川は、
マシントラブルなのか一気に下がっていったので、
僕は4番手に順位を上げました。
目の前には横山 直輝(No.15/KOSMIC/IAME/DUNLOP)がいました。
後にはタイ人のNanin indra Payoong(No.23/TONY/IAME/DUNLOP)、
通称SHOGUN(ショウグン)がいました。
僕は横山を追っていたのですが、
IAMEを使う横山は、
立ち上がりがいいことをうまく使い、
ストレートでのスピードを上げるセッティングをしていました。
なので立ち上がりは同じか僕のほうが速いかくらいなのですが、
直線で一気に置いていかれます・・・。
よって抜けそうで抜けません・・・。
僕が横山に立ち上がりでツツいてプレッシャーをかけたのですが、
直線が速いので、
抜きどころで抜くことが出来ません・・・。
ちなみに、
うしろではSHOGUNが後続をブロックし続けていたので、
僕たちとはだいぶ離れていたようです。
結局最後まで横山を抜くことが出来ず、
僕は4位でゴールしました。
1位はまたもや小瀬 翔也でした。
決勝(30周)
僕はスタートで少し出遅れてしまったので、
5位スタートのSHOGUNに抜かれてしまいます。
横山も抜かれたみたいで、
2コーナーの時点で、
SHOGUNは3番手、
横山は4番手、
僕は5番手となりました。
後の6位には平川がいました。
2位スタートの澤部 耕太(No.8/RK/IAME/DUNLOP)は、
スタートで小瀬を抜きトップに立っていました。
2周目の4コーナーで、
横山と一緒にSHOGUNを抜いて、
4番手に浮上。
3周目の2コーナーでは、
小瀬が澤部を抜いてトップに、
平川がSHOGUNを抜いて5番手になりました。
横山はDUNLOPタイヤらしく前半がちょっと速かったので、
少し僕と離れてしまい、
平川が僕の後ろについてきました。
レース中盤で僕が横山の後につけましたが、
横山はストレートが速いので全然抜けません。
レースが動いたのは21周目。
横山が最終コーナーを出遅れ、
ストレートスピードが落ちてしまったので、
ついに僕が横山に2コーナーでブレーキング勝負を仕掛け、
3番手に浮上!
が、
4コーナーまでで横山が伸びて、
4コーナーで横山&平川に入られてしまいました・・・。
で、
5番手に・・・。
平川も、
横山ほどではないのですがストレートを速くしているので、
なかなか抜くチャンスが訪れません・・・。
24周目の2コーナーでに平川が横山を抜いて3番手に。
横山などのDUNLOPユーザーは、
タイヤが厳しくなってきたのかタイムが落ちたんですが、
依然ストレートは速いままなので、
横山を抜けません・・・。
結局そのままの状態で、
僕は5位でゴール・・・。
1位:小瀬
2位:澤部
3位:平川
4位:横山
5位:藤松
そして6位には、
チームメイトの伊藤 巧作(No.14/FA/VORTEX/BRIDGESTONE)が入りました。
決勝前に、
ハラダカート社長がこんなことを言っていたそうです。
「楽久は4位が限界かな・・・。」
僕たちの車のエンジンとタイヤは、
VORTEXとBRIDGESTONE。
VORTEXはIAMEに比べて低中速が弱いので、
中山のようなコースでは不利ですし、
BRIDGESTONEはDUNLOPに比べて、
タイヤの持ちはいいものの、
グリップ力が劣ります。
IAME+DUNLOP勢は、
低中速の速さとグリップのよさをうまく使い、
高速ギアを組んできたので、
VORTEXの利点の高速コーナーですら不利な状態。
そのなかで3位争いまで絡んだ僕は、
社長に言わせれば、
「ドライバーとしてはかなりいい仕事をしてる。」
そうです。
一瞬ですが3番手になった僕を見て、
社長や関係者はものすごく気分が高まったことでしょう。
4位までだと思っていたのに、
3番手にあがったんですから。
その直後の4コーナーで、
僕がインを閉め忘れたので5位に落ちてしまった。
このことがどれほど関係者を落ち込ませたことか・・・。
仮にインを閉めて3位をキープしていれば、
僕のほうが平均タイムが速かったので、
おそらく3位でゴールしていたでしょう。
そのことがたまらなく悔しいです・・・。
Posted by GAKU at 21:59│Comments(6)
│カート
この記事へのコメント
性能差操縦者の腕ではどうにもならんことがある。
がんばれ。
がんばれ。
Posted by 太陽・たい焼き at 2009年04月28日 22:03
太陽・たい焼きさん>
そりゃそうだ。
ドライバーがどんなにうまくたって、
イコールコンディションのレースじゃないから、
埋められない性能差がある。
その性能差をどこまで埋められるか?
ってのも、
ドライバーの仕事なんだけどね・・・。
そりゃそうだ。
ドライバーがどんなにうまくたって、
イコールコンディションのレースじゃないから、
埋められない性能差がある。
その性能差をどこまで埋められるか?
ってのも、
ドライバーの仕事なんだけどね・・・。
Posted by GAKU
at 2009年04月28日 22:06

難しいレースやったなあw
とにかく今はものごとの吸収力が一番いい時期やねんからいいことも悪いことも全部+にもっていかなな。
まだまだこれからやなw
とにかく今はものごとの吸収力が一番いい時期やねんからいいことも悪いことも全部+にもっていかなな。
まだまだこれからやなw
Posted by ツバサ at 2009年04月28日 22:17
ツバサさん>
僕はあんまりビッグレースを経験してないから、
バトルで未熟なところがあるんだよね・・・。
まだまだこれからです!
僕はあんまりビッグレースを経験してないから、
バトルで未熟なところがあるんだよね・・・。
まだまだこれからです!
Posted by GAKU
at 2009年04月28日 22:20

んー(^。^;)
臨場感ある解説ありがとー♪
読んでると相変わらずウズウズするね☆
結果は悔しいしマシン差はどーしようもないけど
GAKUさんの速さは十分に伝わってきたっすo(^-^)o
つぎに期待だね(≧∇≦)
臨場感ある解説ありがとー♪
読んでると相変わらずウズウズするね☆
結果は悔しいしマシン差はどーしようもないけど
GAKUさんの速さは十分に伝わってきたっすo(^-^)o
つぎに期待だね(≧∇≦)
Posted by Demio at 2009年04月28日 22:28
Demioさん>
ウズウズしてきますか?
ありがとうございます!
次こそは、
近いようで遠い表彰台に!
ウズウズしてきますか?
ありがとうございます!
次こそは、
近いようで遠い表彰台に!
Posted by GAKU
at 2009年04月28日 22:35
