全日本カート選手権西地域第2戦

GAKU

2009年04月28日 21:59

お待たせしました!

4月26日(日曜日)に、

岡山県・中山カートウェイにて行われた、

全日本カート選手権西地域第2戦のレポートです。

今回は、

さまざまなドライバーが登場するので、

表記の都合で各ドライバーの実名が記載されています。

 「それは困る!

って方は、

その旨のコメントを入れてください

即座に変更させていただきます



今回のエントリー数は14人

そのうちの13人は日本人で、

1人はタイ人でした。

僕の車は、

前回と同じく

 FA-KARTVORTEXBRIDGESTONE

です。

ちなみに、

エンジンはVORTEXIAMEがいたのですが、

VORTEX高速重視のエンジンで、

IAME低速重視のエンジンなので、

今回のようなコースでは、

IAMEのほうが圧倒的に有利でした。



 公式練習(10分間)

このとき、

霧雨が降っていましたが、

走行にはほとんど影響ないレベルでした。

公式練習はどんなタイヤを使ってもいいので、

新品のタイヤを使い、

セットを確認しました。

初めは路面がグリップしなかったのですが、

3周くらいでそこそこグリップするようになりました

そこでリア周りに不満を覚えたので、

セットを変更することに。

ここでメカニックの人が少し手間取ってしまい

時間がかなりかかってしまいました

その間に雨が強くなり

路面がぬれてしまったので、

セットの変更がよく分かりませんでした・・・。






 タイムアタック(7分間)

雨はほとんど降っておらず、

路面はドライ

僕は平川 亮(No.8/birel/IAME/DUNLOP)に

ついていってタイムを出そうかと思ったのですが、

どうやら僕が後ろにいるのを嫌っている様子で、

全然タイムを出そうとしません

仕方ないので前に行くと、

その前にいた人も同じことを考えているようで・・・。

結局その人も抜いてしまい、

単独でのタイムアタックになりました。

途中で後を振り向きましたが、

その頃にはもう2人はかなり後ろにいました

ストレートにある電光掲示板を見ながら走っていたのですが、

10周目くらいにふと見てみると、

5位に僕のゼッケンが載っていました

そこからさらにタイムを出そうと思ったのですが、

思うようにタイムが出ません・・・。

 「そろそろ帰ろうかな・・・。」

と思ったら、

ピットから「帰って来い」のサインが出ました。

  結局順位は5位で、

  タイムは30秒253

  ちなみに1位は、

  前回の優勝者の小瀬 翔也(No.13/Maranello/IAME/DUNLOP)で、

  タイムは29秒840

  そして、

  3位~6位までは、

  全員30秒2台でした。






 予選(15周)

もちろん僕は5位スタートです。

スタートした瞬間、

4位スタートの平川は、

マシントラブルなのか一気に下がっていったので、

僕は4番手に順位を上げました

目の前には横山 直輝(No.15/KOSMIC/IAME/DUNLOP)がいました。

後にはタイ人のNanin indra Payoong(No.23/TONY/IAME/DUNLOP)、

 通称SHOGUN(ショウグン)がいました。

僕は横山を追っていたのですが、

IAMEを使う横山は、

立ち上がりがいいことをうまく使い、

ストレートでのスピードを上げるセッティングをしていました。

なので立ち上がり同じか僕のほうが速いかくらいなのですが、

直線で一気に置いていかれます・・・。

よって抜けそうで抜けません・・・。

僕が横山に立ち上がりでツツいてプレッシャーをかけたのですが、

直線が速いので、

抜きどころで抜くことが出来ません・・・。

ちなみに、

うしろではSHOGUNが後続をブロックし続けていたので、

僕たちとはだいぶ離れていたようです。

  結局最後まで横山を抜くことが出来ず

  僕は4位でゴールしました。

  1位はまたもや小瀬 翔也でした。






 決勝(30周)

僕はスタートで少し出遅れてしまったので、

5位スタートのSHOGUNに抜かれてしまいます

横山も抜かれたみたいで、

2コーナーの時点で、

SHOGUNは3番手

横山は4番手

僕は5番手となりました。

後の6位には平川がいました。

2位スタートの澤部 耕太(No.8/RK/IAME/DUNLOP)は、

スタートで小瀬を抜きトップに立っていました

2周目の4コーナーで、

横山と一緒にSHOGUNを抜いて

4番手に浮上

3周目の2コーナーでは、

小瀬が澤部を抜いてトップに、

平川がSHOGUNを抜いて5番手になりました。

横山はDUNLOPタイヤらしく前半がちょっと速かったので、

少し僕と離れてしまい

平川が僕の後ろについてきました。

レース中盤で僕が横山の後につけましたが、

横山はストレートが速いので全然抜けません

レースが動いたのは21周目

横山が最終コーナーを出遅れ、

ストレートスピードが落ちてしまったので、

ついに僕が横山に2コーナーでブレーキング勝負を仕掛け、

3番手に浮上!

が、

4コーナーまでで横山が伸びて

4コーナーで横山&平川に入られてしまいました・・・。

で、

5番手に・・・。

平川も、

横山ほどではないのですがストレートを速くしているので、

なかなか抜くチャンスが訪れません・・・。

24周目の2コーナーでに平川が横山を抜いて3番手に。

横山などのDUNLOPユーザーは、

タイヤが厳しくなってきたのかタイムが落ちたんですが、

依然ストレートは速いままなので、

横山を抜けません・・・。

  結局そのままの状態で、

  僕は5位でゴール・・・。

  1位:小瀬

  2位:澤部

  3位:平川

  4位:横山

  5位:藤松

  そして6位には、

  チームメイトの伊藤 巧作(No.14/FA/VORTEX/BRIDGESTONE)が入りました。






決勝前に、

ハラダカート社長がこんなことを言っていたそうです。

 「楽久は4位が限界かな・・・。」

僕たちの車のエンジンタイヤは、

VORTEXBRIDGESTONE

VORTEXはIAMEに比べて低中速が弱いので、

中山のようなコースでは不利ですし、

BRIDGESTONEはDUNLOPに比べて、

タイヤの持ちはいいものの、

グリップ力が劣ります

IAME+DUNLOP勢は、

低中速の速さとグリップのよさをうまく使い、

高速ギアを組んできたので、

VORTEXの利点の高速コーナーですら不利な状態

そのなかで3位争いまで絡んだ僕は、

社長に言わせれば、

 「ドライバーとしてはかなりいい仕事をしてる。」

そうです。

一瞬ですが3番手になった僕を見て、

社長や関係者はものすごく気分が高まったことでしょう。

4位までだと思っていたのに、

3番手にあがったんですから。

その直後の4コーナーで、

僕がインを閉め忘れたので5位に落ちてしまった

このことがどれほど関係者を落ち込ませたことか・・・。

仮にインを閉めて3位をキープしていれば、

僕のほうが平均タイムが速かったので、

おそらく3位でゴールしていたでしょう。

そのことがたまらなく悔しいです・・・。

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