全日本カート選手権西地域第2戦
お待たせしました!
4月26日(日曜日)に、
岡山県・
中山カートウェイにて行われた、
全日本カート選手権西地域第2戦のレポートです。
今回は、
さまざまなドライバーが登場するので、
表記の都合で
各ドライバーの実名が記載されています。
「
それは困る!」
って方は、
その旨の
コメントを入れてください。
即座に
変更させていただきます。
今回のエントリー数は
14人。
そのうちの
13人は日本人で、
1人はタイ人でした。
僕の車は、
前回と同じく
FA-KART/
VORTEX/
BRIDGESTONE
です。
ちなみに、
エンジンは
VORTEXと
IAMEがいたのですが、
VORTEXは
高速重視のエンジンで、
IAMEは
低速重視のエンジンなので、
今回のようなコースでは、
IAMEのほうが圧倒的に有利でした。
公式練習(10分間)
このとき、
霧雨が降っていましたが、
走行にはほとんど
影響ないレベルでした。
公式練習は
どんなタイヤを使ってもいいので、
新品のタイヤを使い、
セットを確認しました。
初めは路面がグリップしなかったのですが、
3周くらいで
そこそこグリップするようになりました。
そこで
リア周りに不満を覚えたので、
セットを変更することに。
ここでメカニックの人が少し
手間取ってしまい、
時間が
かなりかかってしまいました。
その間に
雨が強くなり、
路面がぬれてしまったので、
セットの変更が
よく分かりませんでした・・・。
タイムアタック(7分間)
雨はほとんど降っておらず、
路面はドライ。
僕は
平川 亮(No.8/birel/IAME/DUNLOP)に
ついていってタイムを出そうかと思ったのですが、
どうやら
僕が後ろにいるのを嫌っている様子で、
全然
タイムを出そうとしません。
仕方ないので
前に行くと、
その前にいた人も同じことを考えているようで・・・。
結局その人も抜いてしまい、
単独でのタイムアタックになりました。
途中で
後を振り向きましたが、
その頃にはもう2人は
かなり後ろにいました。
ストレートにある
電光掲示板を見ながら走っていたのですが、
10周目くらいにふと見てみると、
5位に僕のゼッケンが載っていました。
そこから
さらにタイムを出そうと思ったのですが、
思うように
タイムが出ません・・・。
「
そろそろ帰ろうかな・・・。」
と思ったら、
ピットから「
帰って来い」の
サインが出ました。
結局順位は
5位で、
タイムは
30秒253。
ちなみに
1位は、
前回の優勝者の
小瀬 翔也(No.13/Maranello/IAME/DUNLOP)で、
タイムは
29秒840。
そして、
3位~6位までは、
全員
30秒2台でした。
予選(15周)
もちろん僕は
5位スタートです。
スタートした瞬間、
4位スタートの
平川は、
マシントラブルなのか
一気に下がっていったので、
僕は
4番手に順位を上げました。
目の前には
横山 直輝(No.15/KOSMIC/IAME/DUNLOP)がいました。
後にはタイ人の
Nanin indra Payoong(No.23/TONY/IAME/DUNLOP)、
通称
SHOGUN(ショウグン)がいました。
僕は
横山を追っていたのですが、
IAMEを使う横山は、
立ち上がりがいいことをうまく使い、
ストレートでのスピードを上げるセッティングをしていました。
なので
立ち上がりは
同じか僕のほうが速いかくらいなのですが、
直線で一気に置いていかれます・・・。
よって
抜けそうで抜けません・・・。
僕が横山に立ち上がりで
ツツいてプレッシャーをかけたのですが、
直線が速いので、
抜きどころで抜くことが出来ません・・・。
ちなみに、
うしろでは
SHOGUNが後続をブロックし続けていたので、
僕たちとは
だいぶ離れていたようです。
結局
最後まで横山を抜くことが出来ず、
僕は
4位でゴールしました。
1位はまたもや
小瀬 翔也でした。
決勝(30周)
僕はスタートで
少し出遅れてしまったので、
5位スタートの
SHOGUNに抜かれてしまいます。
横山も抜かれたみたいで、
2コーナーの時点で、
SHOGUNは3番手、
横山は4番手、
僕は5番手となりました。
後の
6位には平川がいました。
2位スタートの
澤部 耕太(No.8/RK/IAME/DUNLOP)は、
スタートで
小瀬を抜きトップに立っていました。
2周目の4コーナーで、
横山と一緒に
SHOGUNを抜いて、
4番手に浮上。
3周目の2コーナーでは、
小瀬が澤部を抜いてトップに、
平川がSHOGUNを抜いて5番手になりました。
横山はDUNLOPタイヤらしく
前半がちょっと速かったので、
少し僕と
離れてしまい、
平川が僕の後ろについてきました。
レース中盤で僕が
横山の後につけましたが、
横山は
ストレートが速いので全然抜けません。
レースが動いたのは
21周目。
横山が最終コーナーを出遅れ、
ストレートスピードが落ちてしまったので、
ついに僕が横山に
2コーナーでブレーキング勝負を仕掛け、
3番手に浮上!
が、
4コーナーまでで
横山が伸びて、
4コーナーで
横山&平川に入られてしまいました・・・。
で、
5番手に・・・。
平川も、
横山ほどではないのですが
ストレートを速くしているので、
なかなか
抜くチャンスが訪れません・・・。
24周目の2コーナーでに
平川が横山を抜いて3番手に。
横山などの
DUNLOPユーザーは、
タイヤが厳しくなってきたのか
タイムが落ちたんですが、
依然
ストレートは速いままなので、
横山を抜けません・・・。
結局そのままの状態で、
僕は
5位でゴール・・・。
1位:小瀬
2位:澤部
3位:平川
4位:横山
5位:藤松
そして
6位には、
チームメイトの
伊藤 巧作(No.14/FA/VORTEX/BRIDGESTONE)が入りました。
決勝前に、
ハラダカート社長がこんなことを言っていたそうです。
「楽久は
4位が限界かな・・・。」
僕たちの車の
エンジンと
タイヤは、
VORTEXと
BRIDGESTONE。
VORTEXはIAMEに比べて
低中速が弱いので、
中山のようなコースでは不利ですし、
BRIDGESTONEはDUNLOPに比べて、
タイヤの持ちはいいものの、
グリップ力が劣ります。
IAME+DUNLOP勢は、
低中速の速さとグリップのよさをうまく使い、
高速ギアを組んできたので、
VORTEXの利点の
高速コーナーですら不利な状態。
そのなかで
3位争いまで絡んだ僕は、
社長に言わせれば、
「ドライバーとしては
かなりいい仕事をしてる。」
そうです。
一瞬ですが
3番手になった僕を見て、
社長や関係者は
ものすごく気分が高まったことでしょう。
4位までだと思っていたのに、
3番手にあがったんですから。
その直後の
4コーナーで、
僕が
インを閉め忘れたので5位に落ちてしまった。
このことがどれほど
関係者を落ち込ませたことか・・・。
仮に
インを閉めて3位をキープしていれば、
僕のほうが
平均タイムが速かったので、
おそらく
3位でゴールしていたでしょう。
そのことがたまらなく
悔しいです・・・。
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